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幸せのかたち…命の重み…新型出生前診断:NIPT

 今日の昼過ぎから「出生前診断」に関しての番組がしていたので休憩しながらなんとなく観ておりました(仕事をしろ(笑))なんとなくって言いつつも興味あったので色々とメモメモ☆

 

妊娠して子供が出来た時、その子供に障害があるかどうか?気になる人は気になるでしょう(;>д<)できることなら障害がなく元気で健康な子供で生まれてきて欲しい…みんながそう思うはずです。

 

この番組では「新型出生前診断」(NIPT)について取り合げられていました。診断結果が陰性であれば99.97%の確立で染色体の異常がないとの診断が出るようです。ほかにも母体血清マーカーテストや羊水検査といった従来の出生前診断もあるようですがNIPTはそれらに比べてリスクが低く精度が高い検査だといわれていますが費用が約20万円と簡単に受けられるような金額でない事を知っておく必要があります。

 

また誰でも受けられるというわけではなく分娩予定日時点の年齢が35歳以上であったり過去にダウン症候群やエドワーズ症候群、パトー症候群のいずれかの赤ちゃんを妊娠・出産したことがある人…そして担当医師から染色体異常のいずれかの可能性を指摘された人などに限られるようです。

 

ではその出生前診断ではいったいどう調べるのかというと…血液中のDNA情報の13番目の染色体「13トリソミー」と18番目の染色体「18トリソミー」と21番目の染色体「21トリソミー」を分析することで胎児に特定の染色体異常がないかどうかを検査できます。

 

13トリソミーの染色体異常:パトー症候群

18トリソミーの染色体異常:エドワーズ症候群

21トリソミーの染色体異常:ダウン症

 

というように生まれてくる前に子供の染色体に異常がないかどうかを見つけられます。医療の発達によって生まれてくる子供が健康であるかどうかということまで知る事ができる時代になりました。

 

21トリソミーの染色体異常であるダウン症はみなさん御存知かとは思いますが18トリソミーの染色体異常であるエドワーズ症候群は生まれてきても奇形と致命的な心疾患を多発し9割が1年間生きられないそうです(;>д<)13トリソミーの染色体異常であるパトー症候群は80%が生後1ヶ月を迎える前に亡くなってしまい長くても生後1年以上生きられる確率は10%未満とされているようです。

 

更に驚くべき事実は染色体に異常が見られ陽性と診断された場合、96%ほどの人が出産を諦め中絶をしてしまうようです。96%ってもうほとんどの人がってことですよね(;>д<)それを観てショックでした。

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それを聞くと不安になる方もいるでしょうけど、かくいう我が家も過去に不妊で悩んだ時期がありました。長女は結婚後すぐに授かる事が出来てスクスクと大きくなりましたが次の子供はなかなか授かる事が出来ず…初めの頃はいつかできるよ~と楽観的に観ていましたが、なかなかできない…日が経つごとにそれが焦りに変わって行き…

 

それが不妊治療を受けるキッカケになりました。でもなかなか思うようには行かず…片道1時間もかけた所にある病院に通ったりして御互いに異常が無いかどうか詳しい検査をしてみたところ…奥さんの卵巣機能の異常が見付かりました。

 

正常な仕組み?としては脳から排卵の信号?を卵巣へ送るわけですがそれを受けても上手く排卵せずそれが不妊へ繋がっていたようです。卵巣は左右にありますが幸い?片方だけの異常でもう片方は正常に機能していました。そして排卵されるのはどちらか片方だけのようで機能異常の方へ排卵の信号が行った場合は排卵されず…逆に機能異常の無い方へ信号が行った場合のみ排卵される仕組みになっているようでした。

 

ですがどのタイミングで排卵されるか分からないので基礎体温を毎日計り、排卵検査薬も試してみたり…次の排卵予定日を把握して何度も病院へ行ったりと夜勤明けで長女を連れての病院通いはなかなか大変なものでした。

 

こうなったら最終手段!?である「体外受精」しか手は無いのかな…と思った矢先に下の子を授かる事が出来て今に至ります。頑張って授かった子供…頭の片隅には「障害があったらどうしよう」とか「面倒見ていけるかな」という不安はゼロではありませんでしたが授かった命なのだから一生懸命に育てよう!!そう思い今に至ります。

 

これは奮闘していた去年の6月のお話…

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そうして時は経ち…

無事に下の子が生まれましたが例えこの子に障害があったとしても自分は大事に育てて行ってたと思います。その頃は既に出生前診断とかは頭にも無かったです。頑張って授かった子供だからこそ何があろうと育てていく!!という気持ちが大事なのかなと思いました。

 

話は戻りまして、不妊治療に200万円ほど費やしてようやく授かった夫婦が映されていました。それほどまで頑張ってようやく授かった子供…なぜ検査するに至った理由はというと親である自分が亡くなった後に見てあげられない不安であったり、その不安が拭えず妊娠したことを両親に伝えられないというものでした。ようやく授かった子供…無事に生まれてきて欲しいと言う気持ちはあると思いますが…それ以前に産まれる前に知ることの重みを忘れてはならないと思いました。

 

またある家族は産まれる前からダウン症の確立が高いと分かっていた。障害というもの自体に偏見を持っていたが医師より「ダウン症の子も可愛いんですよ」と言われ産もうと決めた。とのことでした。

 

実際にその子供も出ていましたがとても明るく笑顔でよく笑っていましたし良い家庭だなと思いました。親としては授かった子供は産んであげたい気持ちがあると同時に産まないほうが楽なのでは!?という気持ちもあり…ハッキリとした結果が出ないと前に進めず悲しいと思う夫婦が居るのもまた事実です。 

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でも悲しいと思うことはその子が生まれて来たことを否定することになるから悲しいと思ってはいけない…とエドワーズ症候群で生まれた子供の父親が言っていました…そしてこうも言ってました。出生前診断も夫婦や家族のために活かされる診断であればいいが命の選別に使われるのは悲しい事。

 

なかなか言えることではないと思います。どんな苦境に立たされていても、しっかり前を見据えて考えて生きてるんだなと胸を打たれました。どんな子でも自分の子であればゆっくりでも少しずつでも成長して行ってくれたら嬉しいなと思います。そんな風に色々と考えさせられる番組でしたm(_ _)m

 

それぞれの選択…

それぞれの決断…

それぞれの幸せのかたち… 


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