8月初めに人生初の人間ドックを受けました☆そして昨日その結果表が郵送されて届いて見てみたのですが…その結果内容がまさに今の自分の身体の特徴を表しているとは思いもよりませんでした(ⓛωⓛ;)
自分の今の身体的、精神的状況ですが…
①とにかく能天気(テンションが常に高い)
②免疫力が常に高い☆(30年風邪らしい風邪なし)
③体力がとにかくある(24時間寝なくても平気)
④心臓に負担がかかっている感じがする(動悸)
⑤聴覚が鋭く夜眠れない(雨の降る音も五月蝿い)
⑥静かな場所で常に耳鳴り(音があれば消える)
⑦週1ペースで倦怠感あり(薬の影響と思ってた)
元々持って生まれたものだと思っていましたが…まさかこれらが病気という形で判明するとは思ってもみませんでした(; ̄Д ̄)上記で挙げたすべて当てはまるわけではありませんし再受診はまだ行っていないので結果がハッキリとは分かってませんが(;>д<)
その中でも一番気になっていたのが…
4、5年前から月に2、3回ほど続く動悸…その原因が一体何なのか気にはなっていましたが原因が分かりそうなので人間ドックでの検査のお陰で一歩前進できそうです☆
妹が10年ほど前に心臓の拍動リズムに異常を来して脈拍数が多くなる頻脈性不整脈という病気で真夜中に市の大きな病院へ搬送され、後日…足の付け根などの太い血管からカテーテルを入れて、心臓内部の不整脈の原因となっている部分を小さく高周波電流で焼き切るアブレーション治療を行っている既往があります☆
人間ドックでの判定区分ですが…
判定区分が7段階あるようです☆
今まで健康で過ごしてきていたので何も問題ないだろうと思って結果を見ていくと…なんと…
1ヶ所だけD判定!
甲状腺のTSH値が低いことが原因みたい…
要医療って書いてるし…
また病院行かないといけないのかぁ(;>д<)
甲状腺かぁ~そんなとこが原因とか…
聞いたこと無いよぉ!
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指導事項に…甲状腺機能亢進症を強く疑うとの事…
強く疑われちゃってるよ(ⓛωⓛ;)疑いアリ☆とかでなく「強く疑います」って書かれてしまっているのであれば再受診するしかないでしょ~(ⓛωⓛ;)
そもそも甲状腺亢進症!?なになに~そんなの始めて聞くよ~なんなの~?甲状腺亢進症って(ⓛωⓛ;)食欲低下や下痢、嘔吐…手の振るえる振戦など出てくる症状が様々のようで…少し調べてみました☆その中で一緒になって度々出てくるのが「バセドウ病」という言葉☆
甲状腺機能亢進症とバセドウ病は同じ意味に使われていますが厳密には違うようです☆(違うんかぃ(笑))そして以下の症状が半分以上ある場合は「バセドウ病」の疑いがあります☆自分の回答も交えつつ☆
◆発汗が多く暑がりになった
A もともとです(笑)
◆頻脈、動悸がある
A 動悸は時々ある感じがします
◆疲れやすく体力が落ちたと感じる
A 体力有り余ってます(笑)
◆全身倦怠感、少し動いただけで息切れを感じる
A いくらでも動けます☆(笑)倦怠感はあります☆
◆食欲が高く空腹を感じる
A 少食なので空腹感は無いです☆
◆食事の量は減らないが体重が減少している
A 体重はさほど変化無し
◆じっとしていると落ち着かない
A むしろじっとして居たいです(笑)
◆眼が出たりするといった症状がある
A 心の底からビックリした時じゃないと(笑)
◆手や足が細かく震える振戦
A ありません
◆甲状腺浮腫
A 特に問題はなさそう
◆下痢
A 快調で問題ないです☆
◆甲状腺機能亢進症とは…
その前にまず甲状腺とは一体何なのか?甲状腺とは首の前側にある喉仏のすぐ下の器官で甲状腺ホルモンを分泌する役割があります☆甲状腺ホルモンは人の成長や代謝などをコントロールする働きを担っています☆
そして「亢進」とは 気持ち等が「高ぶる」こと☆
それを踏まえた上で甲状腺機能亢進症とは文字通り甲状腺の機能が必要以上に活発になり甲状腺から甲状腺ホルモンが多量に分泌され全身の代謝が高まり体のエネルギー利用がうまくいかなくなる病気のこと☆
◆症状の現れ方として…
エネルギーがどんどんと使われていってしまい神経のバランスも崩れてしまうため動悸、息切れ、疲労感があらわれたり食欲が出てよく食べるのに体重が減るといった体重の急激な変化などが起こります☆
その他に精神的に興奮して活発になるわりにまとまりがなく疲れやすくなり動悸を1日中感じるようになります☆手が震えて字が書きにくくなり更に酷くなると足や全身が震えるようになります☆またイライラして怒りっぽくなり排便の回数が増えまるといった症状も出てきます☆
甲状腺機能亢進症で代表的なのが「バセドウ病」「プランマー病」と呼ばれる病気や癌によってホルモンが生成されて結果的に甲状腺の機能が強まってしまう病気なども存在し原因は違っていても全て同じような症状を引き起こします☆女性に多く、おおよそ10~20人に1人程度の割合で発症するという、それなりに頻度の高い病気です。
免疫機能に異常が起こり自分自身である甲状腺に対して免疫が反応することで甲状腺が刺激され、甲状腺ホルモンを過剰に分泌するようになってしまうようになります☆
◆プランマー病
甲状腺にできた良性の腫瘍によって甲状腺ホルモンが分泌されてしまう病気で一般的には甲状腺に腫瘍ができてもホルモンは分泌されませんがプランマー病では脳のコントロールを離れ、腫瘍から甲状腺ホルモンが分泌されるため甲状腺機能亢進症の症状があらわれます☆
◆心臓の病気
合併症で代表的なのは心臓の病気…甲状腺ホルモンが過剰な間は心臓が過剰な働きを強いられているため長い間に心臓が疲弊してしまい不整脈をや心不全を起こしたりしてしまいます☆高齢者の方の場合は心臓に大きな影響を受けるため注意が必要です☆
◆治療の方法
「抗甲状腺薬治療」「手術」「アイソトープ治療」の3種類がありますが何を選ぶかは甲状腺の大きさや年齢、妊娠の希望などを考慮して決定します☆なお、抗甲状腺薬は妊娠中でも医師の指示のもとに服用することができます☆自覚症状が無くなっても治ったわけではないのでいつ薬をやめるか薬物治療以外の治療に切り替えるかなど難しい点もあるので出来れば甲状腺専門医と相談しながら治療していくのが望ましいです☆
◆抗甲状腺薬治療◆
抗甲状腺薬は甲状腺ホルモンの合成を抑える薬です☆適切な量の薬を飲んでいれば4週間くらいで甲状腺ホルモンが下がり始め2カ月もすると正常になり自覚症状も取れて普通の人とまったく変わらない生活ができるようになりますが副作用もあるので後に述べます☆
放射性ヨウ素を服用して甲状腺に集まった放射性ヨウ素の働きで甲状腺の細胞の数を減らす方法です☆甲状腺細胞の数が減少すれば分泌される甲状腺ホルモンの量も少なくなります☆放射性ヨウ素カプセルの服用後2ヶ月〜6ヶ月で甲状腺ホルモンの分泌は減少してきます☆
手術のように傷が残らず首の腫れが縮小し薬より早く治るのがこの方法の良い所ですが
欠点として同じように治療しても細胞が減りすぎてしまい甲状腺の機能低下を起こす場合があるということです☆これを完全に防ぐことはいまのところ困難ですが甲状腺の機能低下は甲状腺ホルモン薬を服用していれば簡単にコントロールできます☆
◆手術療法
過剰にホルモンを分泌している甲状腺を外科的に切除する方法☆基本的に全身麻酔で行います☆
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それぞれの治療法による副作用です☆
◆抗甲状腺薬の副作用
①かゆみ、皮疹
薬を服用してから2〜3週間以内に起こり何ヶ月もしてから起こる場合は他の原因によるもので頻度は大体10人に1人くらいです☆痒みの程度が軽い場合は痒み止めと一緒に服用すれば消えてしまう場合もあります☆赤い発疹をともなう場合は薬を中止したほうが良いようです☆酷い場合は食道の粘膜にまで炎症が起こったり39℃前後の熱を伴うこともあります☆
②肝機能異常
甲状腺機能亢進症だけでも肝臓の検査で異常が見られることがありますが薬を服用して甲状腺機能が正常になればおさまります☆薬の副作用は飲み始めて2週間から3ヶ月目ぐらいまでに起こります☆
③無顆粒球症
白血球の中の顆粒球という細菌を殺す細胞がなくなってしまう副作用です☆頻度は1000人に1人です☆薬を飲み始めてから2週間から3ヶ月以内に起こることが多く稀ですが、それ以後に起こる場合もあります☆これは非常に危険な副作用で放置していると命に関わってきます☆その症状は強い喉の痛みと高熱なので単なる風邪と間違って放置しないように気をつけなければいけません☆血液検査で顆粒球の数を調べて診断する事ができます☆
④その他の稀な副作用
薬を服用して2〜3週間以内に発熱と共に関節痛が起こる場合があります☆この関節痛は移動性で痛むところが変わりますが主に上下肢の関節に見られます☆中には腎臓や肺の血管に炎症を起こすことがあります☆この副作用は酷い場合は肺から出血したり腎不全を起こし透析が必要になる場合があります☆この副作用においてはP-ANCAという抗体が血液検査で陽性となります☆また服用開始後、数年して起こることもあり薬を飲んでいる間は常に注意が必要です☆
そして原因のTRAbが消えるのは2~3年後なのでTRAbが陽性の間は抗甲状腺薬をのみ続ける必要があります☆いつまでもTRAbが陰性にならない時は甲状腺を一部残して切除する「甲状腺亜全摘出術」をするか放射性ヨードを投与して甲状腺を壊すアイソトープ治療をすることになります☆
◆アイソトープ治療の副作用
眼の症状が悪化することが1%程度起こると報告されており治療前に眼科的な診察やMRIといった検査を受けアイソトープ治療が可能かどうか評価する必要があります☆
◆手術療法の副作用
残す甲状腺の量が多いと機能亢進症が再発し、甲状腺の量が少ないと機能低下症になります☆適正な甲状腺の量は人によって異なるため残すべき適正な量を手術前に予測することは大変困難なので注意が必要です☆
◆治療法の選び方◆
【抗甲状腺薬治療が適している方】
・薬をきちんと飲む方
・甲状腺腫が小さい方
【長所】
・通院しながら治療が可能
・診断当日から治療開始が可能
【短所】
・治りきるまでに時間がかかることが多い
・再発が多い
・飲み始めて2~3ヶ月間副作用が出る
【アイソトープ治療が適している方】
・薬で治りにくい方
・薬で副作用がでる方
・甲状腺腫が大きい方
・早く治したい方
・忙しくてこまめな通院が困難な方
・近い将来に妊娠の予定がない方
【長所】
・薬治療より治療効果が短期間に得られる
・副作用がない
【短所】
・一度で効かないことがある
・甲状腺機能低下症になることがある
【手術が適している方】
・薬で治りにくい方
・薬で副作用がでる方
・甲状腺腫が大きい方
・早く治したい方
・忙しくてこまめな通院が困難な方
【長所】
・ほかの治療より治療効果が早期に得られる
・手術後から薬を中止できる
・再発が少ない
【短所】
・傷跡が目立つことがある
・入院を要する
・甲状腺機能低下症になる
以上です(๑•̀ㅂ•́)و✧
甲状腺の機能が必要以上に活発になり甲状腺から甲状腺ホルモンが多量に分泌され全身の代謝が高まるって所で逆に良い症状なのかな!?と思いましたがそうでもないようですね(ⓛωⓛ;)体のエネルギー利用は上手く行ってると思うんだけどなぁ~元気があるだけではダメなのか(笑)念のため再受診してみてもらうのが良さそうですね☆
テンションが常に高いのも免疫力が非常に高いのも心臓に負荷がかかっているのも倦怠感があるのも甲状腺機能亢進症のせいなのかもしれないと分かった時点で一歩前進ですね☆
結果の通りに甲状腺機能亢進症なのか…バセドウ病なのか…プランマー病なのか…それともまた別の病気なのか…何にしても何かしらの異常が認められているわけですからね(;>д<)
その他にも甲状腺だけでなく肝機能の軽度異常、心電図での心臓の軽度異常、超音波による胆嚢ポリープ3箇所☆が今回の人間ドックで見付かっています☆
今後どうなるのか…
また御報告させていただきたいと思います☆
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